視線

ふたりぐらしをはじめて、はや5ヶ月。

わたしの駄目さが露呈する日々。

存在許可がないと感じて生きているわたしを、あなたはどう思っているのでしょうかね。

 

久しぶりに電車に乗って県の中心部に出かけたら、人の多さにたじろいだ。

歩きスマホをしているひとが増えたとはいえ、行き交う人と視線が合致することは多々ある。その、他人の視線にたじろぐ。自分では見えない自分を見られている、ひとりの生きている個体として認識されている。時にはあろうことか、侮蔑や軽蔑を含んだ眼差しで、わたしは一瞥される。こわい。他人が他者が、そしてぬけぬけと生き続けている自分が、こわい。そんなときは、きまって、透明な存在になりたいと願ってしまう。

 

毎日毎日決まり切った生活を送れる社会人のみなさまを、心から尊敬しています。あしたも、おしごとがんばってください。わたしは、あしたも会社、休みます。